コラーゲンが減るとシミ体質に?そのメカニズムは

コラーゲンたっぷり白クラゲ

 

私たち人間の体の中に含まれるタンパク質の種類は実に10万種以上もあり、その代表的なものがコラーゲンです。

 

「美肌効果」で良く知られていますが、そもそもの役割は皮膚・髪・骨・臓器・筋肉なあらゆる場所に存在し細胞と細胞をつなぎ合わせています。

 

つまりコラーゲンは細胞を正しい位置に整列させているのです。

 

そして私たちの皮膚は大まかに3層に分けられており、表皮・真皮・皮下細胞で構成されています。

 

皮膚は一番外側にある表皮ですが、肌の健康状態は真皮で決まります。真皮は全体の70%以上がコラーゲンで構成されているのです。

 

コラーゲンは老化する物質

皮膚の弾力や潤いを保つためにはこの真皮に存在するコラーゲンの水分を保つことが重要なのですが、年齢と共にコラーゲンは代謝能力を失っていき水分は減少。

 

つまりコラーゲンそのものが老化するわけですね。20代の元気なコラーゲンを100とすると、40歳代では70、80歳代では20までさがってしまうそうです。

 

その結果コラーゲンは細胞をつなぎ合わせることが困難になり肌の弾力や潤いを保てなくなるのです。このことからコラーゲンには「美肌効果」と深いつながりがあるということです。

コラーゲンが減るとターンオーバーが乱れシミができやすくなる

一番外側の皮膚である表皮にも細かくいくつかの層があり、真皮に一番近い部分では常に新しい細胞が生まれています。

 

そうして生まれた細胞は徐々に表皮の外側へと出ていき、新しい表皮として紫外線などから肌を守ってくれるのです。ちなみにこのとき古い細胞や角質が同時に剥がれ落ちています。

 

このサイクルを”ターンオーバー”と呼ぶのですが、これにはコラーゲンの力が必要不可欠。細胞と細胞の溝にしっかりとコラーゲンが満たされていると新陳代謝は活発化し、ターンオーバーの促進を助けます。

 

しかしコラーゲンが不足していると新陳代謝が低下しターンオーバーが正常に機能しなくなってしまうのです。いわゆる、ターンオーバーが乱れている状態です。

 

ターンオーバーが乱れると古い細胞や角質が上手に剥がれず肌に沈着。またこのときシミの原因となるメラニンも同時に沈着してしまうため、シミの原因ともなります。

 

ちなみにターンオーバーは正常であれば28日のサイクルで細胞が生まれ変わります。

コラーゲンを経口摂取してもあまり効果がない理由

コラーゲンたっぷりのもつ鍋

 

小学生時代の理科の授業を思い出してみると、「分子」について習った記憶があると思います。

 

分子はさまざまな栄養素などを構成している最少単位の物質です。そして当然コラーゲンもこの分子で構成されており、その数は10万〜30万と言われています。

 

しかし私たち人間の体は最高でも1000程度の分子量を持つ栄養素でなくては吸収することができません。そのため体内に摂取したタンパク質などの栄養素はほとんどが分子量の少ないアミノ酸やペプチドに分解されてしまいます。

 

そのため経口摂取では、”コラーゲンをコラーゲンとして吸収”することはできず、分子量が少ないアミノ酸などに分解されてしまうのです。

 

これは同じく保湿成分のヒアルロン酸やセラミドでも似たようなことが言われます。

 

よくコラーゲン食材などを食べると肌にいいと言われていますよね。

 

確かにコラーゲン自体は肌によい効果をもたらしてくれますが、口から摂取したコラーゲンが肝心の皮膚まで届くことはほとんどないと考えたほうがいいです。

 

せめて低分子コラーゲンを選ぶべき

近年”低分子コラーゲン”と呼ばれるコラーゲンを配合した飲料や食品が多く販売されていますが、これはコラーゲンを上手く摂取するために注目したい栄養素です。

 

なぜ低分子の必要があるの?

コラーゲンは分子量が10〜30万の高分子タンパク質であり消化・吸収の段階でアミノ酸やペプチドに分解されてしまいますが、低分子コラーゲンの分子量はおよそ1万分の一であり500〜1000の分子で構成されています。そのため低分子コラーゲンを摂取することで”コラーゲンをコラーゲンとして摂取”することができるのです。

 

さらに低分子コラーゲンは冷却しても固まらないという性質があるためパウダー状で使用することが可能です。結果的に通常のコラーゲンでは叶わなかった肌から直接コラーゲンを摂り入れることができます。

 

肌の健康のためにコラーゲンを摂取するのであれば、低分子コラーゲンが配合されている製品を積極的に選びましょう。

 

エラスチンやビタミンCと合わせて摂ることが重要

コラーゲンを摂取する際に忘れてはいけない存在が”エラスチン”と”ビタミンC”です。

 

エラスチンはコラーゲンと共に細胞と細胞の間に存在し、ネットワークのように網目状に伸びています。

 

そしてエラスチンは細胞と細胞を結合しているコラーゲンに絡みつき、コラーゲンの線維の結びつきを支えているのです。

 

ゴムのような弾力性を持っているエラスチンはコラーゲンと共に肌にハリを与え、シワやたるみを防いでくれています。エラスチンは牛すじや手羽先などのコラーゲン質な食材、イワシやしらすなどの小魚にも含まれています。

 

エラスチンを多く含む食品

  • 牛のすじ肉
  • 牛や豚の心臓
  • 魚の皮
  • 小魚、しらす干し
  • 煮魚
  • カツオの動脈球

 

そして「美白の味方」として有名なビタミンCは体内でコラーゲンが生成されるのを促進してくれます。そのためコラーゲンを摂取する際はビタミンCと共に摂取するのが必須とも言われているくらいです。

 

ビタミンCのように強力な抗酸化作用を持っている栄養素は多く存在しますが、コラーゲンの生成を促進するのはビタミンCだけ。

 

コラーゲンを摂取する際はエラスチンとビタミンCの摂取も忘れずにしましょう。