皮膚科でシミ治療する流れ

皮膚科での診察風景

 

皮膚科でシミを治療する場合は、まず医師のカウンセリングを受け、シミの種類やタイプ、予算、治療期間などに応じて治療手段を相談します。

 

その後治療を行うことが決定すれば、実施日を決め予約をとります。治療を行った後は、平均2~3回アフターケアが必要になりますので、治療を実施する際には長期的に皮膚科に複数回通うことができる時間に余裕があるときに行いましょう。

 

シミを除去する治療そのものは、レーザー治療、軟膏やクリームを塗布する外用薬治療、ビタミンC成分などを摂取する内服薬治療の大きく3つに分けることができます。これらを組み合わせて治療を行う場合もあります。

 

シミの種類や皮膚科の方針により想像していた治療内容と異なる場合もあるかもしれませんが、きちんと希望を伝え無理なく続けられるシミ治療を選択しましょう。

 

 

シミ治療の料金の相場は?

お金を計算する女性

 

皮膚科で治療する場合の料金ですが、まず保険が適用されるのか、自費治療なのかにより金額は大きく異なります。

 

厚生労働省が認可した機器を使っての治療や一部の内服薬は保険が適用される場合がありますが、基本的には保険が適用されない自費治療の場合がほとんどです。

 

症状により費用は大きく変化

また、シミの種類や濃さ、数により治療回数や期間も大きく変わるため価格も変動します。レーザー治療であれば、自費治療の場合一回ひとつのシミ当たり平均2500〜10000円と幅広く、これをシミの数と程度に応じて複数回行うことになります。

 

効果の高いQスイッチヤグレーザーなどは一回40,000円かかるものもあります。また、シミの除去そのものにかかる治療費はもちろんですが、日常のスキンケア用品にかかる費用、アフターケアにかかるメンテナンス費も想定しておくことが大切です。

 

参考までにCMでもおなじみ、美容外科大手の「湘南美容外科」のシミ治療料金をまとめてみました。

 

治療器「Qスイッチルビーレーザー」の場合

顔・身体

・2mm以下 2,430円
・4mm以下 4,050円
・6mm以下 5,670円
・10mm以下 8,100円

 

治療器「メドライトC6」の場合

頬のみ ・初回お試し 2,800円

・1回(2回目以降) 5,400円
・5回コース+1回 29,400円

少範囲(手の甲) ・1回 8,500円

・5回 35,460円
・10回 61,960円

中範囲(顔・首) ・1回(初回限定) 7,500円

・1回(2回目以降) 8,600円
・トライアル3回コース 15,000円
・5回 41,000円
・10回 79,750円

大範囲(背中・デコルテ) ・1回 16,000円

・5回 78,000円
・10回 152,000円

 

治療器「スペクトラ」の場合

頬のみ ・初回お試し 2,800円

・1回(2回目以降) 5,400円
・5回コース+1回 29,400円

顔全体 ・1回(初回限定) 7,500円

・1回(2回目以降) 8,600円
・トライアル3回コース 15,000円
・5回 41,000円
・10回 79,750円

 

治療器「SBCレーザーフェイシャル」の場合

顔全体

・1回 11,740円
・5回 50,220円
・10回 85,050円

 

表を見ても分かるとおりですが、シミの範囲が大きいほど、回数が多いほど料金は上がっていきます。

 

またレーザー治療器の種類によっても若干料金は異なります。ただ、レーザーは出力や波長の違いから、それぞれ得意なシミの種類が違ってたりするので、まずご自分のシミがどういうものかを正しく診察してもらうことが大切です。

 

皮膚科と美容皮膚科の違いについて

比較する女性

 

皮膚科と美容皮膚科の比較
目的 相談できること 保険の可否
皮膚科 皮膚の疾患を治療する あくまで皮膚の病気について
美容皮膚科 美容という観点での肌トラブルや悩みの改善 シミやニキビなど美容面の悩みから皮膚の病気まで △(美容治療は対象外)

 

皮膚科は主に疾患を治療することを目的としており、水虫などの皮膚病やイボや痣などの除去などの治療を中心に行います。

 

そのため美容皮膚科に比べ、保険が適用されることが多く費用を抑えられるのが特徴です。

 

美容皮膚科は肌を美しくすることを目的としているため、保険適用になることは少なく、ほとんどが自費治療になります。

 

しかし、例えばシミ治療を行う場合であっても肌全体のメンテナンスを並行して行ってくれる医院が多く、総合的な肌の美しさを追究することができます。

 

皮膚美容に対する専門性が高いため、多様な最新の医療機器を備えており、治療症例や件数が豊富であるといった特徴があります。

 

また治療開始前に十分なカウンセリングが行われるため、希望を伝えやすく、治療後も丁寧なアフターケアが受けられる可能性が高くなります。

 

その分カウンセリング料やアフターケアのスキンケア用品代がかかることもあり、治療費の幅も大きくなります。

 

皮膚科と美容皮膚科のどちらにも、それぞれのメリットとデメリットがあるため、治療したいシミの種類や予算をしっかりと考慮し、自分に合った医院を選択をすることが重要になります。

 

シミを治療するレーザー機器の特徴は

医療機関でシミを治療(施術)する場合、基本的に多くの場面で使われるのがレーザー機器です。

 

ただ、ひとくちにレーザーといっても、光の特性によってさまざまなタイプのマシンがあります。なぜなら、シミの種類によって効くレーザーが異なってくるので、タイプに合わせた機器を使う必要があるからです。

 

資金が潤沢な大手のクリニックが有利なのは、とても高価なレーザー治療機器でもたくさん用意することができるので、いろいろな症状の患者さんにベストな治療を施すことができます。

 

では、シミを治療するレーザー機器にはどんなタイプがあるのでしょうか。

 

シミ治療に使われるおもな機器

Qスイッチルビーレーザー シミ取りでもっともポピュラーなレーザー治療機器のひとつ。皮膚内部のメラニン色素を効果的に破壊し、傷跡を残さずシミ治療ができます。患部のかさぶた化が早いので炎症が少なくて済むのもメリット。
Qスイッチヤグレーザー シミの中でも特に「肝斑」に対して強力な効果を発揮するレーザー機器。他にも開いた毛穴やくすみの治療にも使われます。回数を重ねるごとに角質が柔軟になるので、肌そのものが蘇ります。
フラッシュ(IPL) 正確にはレーザーではないのですが、さまざまな波長の光を同時に発するフラッシュも、皮膚表面のシミは有効。レーザーに比べて痛みが少ないのが特長で、照射後のダメージも軽くなります。

 

ところで、レーザーというと美容に詳しい方なら「脱毛」を思い浮かべるのではないでしょうか?

 

最近は有名な芸能人やアイドルも脱毛に通っていたり、広告のイメージキャラクターになっているなど、以前と比べて随分オープンで身近なものになった脱毛。

 

よく広告が出ているのはエステの脱毛ですが、医療機関ではそれより効果の強いレーザー脱毛が主流です。

 

シミ取りレーザーとレーザー脱毛は何がちがう?

 

上記の表にもあげたQスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザーのシリーズにはアレキサンドライトというのがあり、それは主に脱毛を目的に使われます(シミに使うこともありますが)。

 

では、シミ取りと脱毛では機器にどんな違いがあるのでしょうか?

 

実はどちらも、メラニン色素に光を反応させるという意味では共通で、照射する時間や光の波長の違いによってそれぞれ特性のあった機器を使っています。

 

ですので、シミ取り治療をしているうちに脱毛効果があったという例はもちろん、その逆のパターンもよくあります。とはいえあくまで副次的なものなので過度な期待は禁物です。